大川きょう子党首 ロイター通信インタビュー
土曜日, 6 月 13th, 2009インタビュー ― 日本の仏教系政党が平和主義の放棄を訴える
(記者 イザベル・レイノルズ)
東京(ロイター)「日本は平和憲法第9条を放棄し、北朝鮮および中国に対する防衛準備を図るべきです。」これは、新しい仏教系政党の党首が、火曜日のインタビューの際に言った言葉である。
公称信者数1000万人で、以前には長らく与党を続ける自民党を支援してきた宗教団体によって結成された幸福実現党は、10月までには行われる選挙を大きく揺さぶることになりそうだ。
「まずなによりも、憲法第9条を改正することが先決です。」
東京にある教団本部内の彫像で装飾された一室で行われた火曜日のインタビューで、大川きょう子党首はこのように言った。
「我々は、日本の防衛権を明確にするべきです。」
大川党首の夫であり、幸福の科学教団の創始者である大川隆法氏は、北朝鮮の核実験およびミサイル発射に対して何も対応できない政府に業を煮やし、先月、新党を結成した。
「北朝鮮はミサイルを発射し、核実験をしました。しかし、政府は民主党との覇権争いに夢中で、国防について考え直すことをしませんでした。」
幸福実現党は、信者を動員し、候補者への投票を呼びかけるとのことだが、専門家達は、そのことが幸福実現党の主な対立政党である民主党にとっては、自民党と接戦を繰り広げている各選挙区において、有利に働く可能性があると考えている。
「これは、かなり大きな動きかもしれません。」政治評論家、森田実氏は言う。
「教団のリーダーの持つ信者への影響力は大きく、自民党は彼らの票を失いかねません。」
自民党は、現在、同じく仏教団体に支援される公明党と連立を組んでいる。
幸福実現党の党役員らによると、同党は民主党の支援者や普段は投票しない層を取り込みたいと考えているらしい。彼らは、日本の全選挙区に候補者を擁立する予定である。
野心的な目標「我々の目標は、過半数、241議席の獲得です」と、43才の東大出のエリートは、笑いながら言った。「しかし、我々としては、国政に影響を与えうるに十分な議席数を獲得したいと思っています。」
仮に選挙の結果、幸福実現党が第一党にならなかったとしても、彼らの考えに賛同する他党との連立もありうる、と大川氏。
しかし、二大政党のうちどちらにとっても、それは難しい注文だろう。
平和憲法の改正は、これまでタカ派の自民党議員らによりしばしば浮上してきた考えではあるが、特に今年は、日本経済が第一四半期において記録的な収縮を見せており、そちらのほうにより大きな関心を寄せるほとんどの日本国民から、十分な支持を得ることは難しいように思える。
大川氏は、現時点では日本は核軍備をする必要性を感じないが、もし北朝鮮から攻撃が差し迫った状況であったならば、そのミサイル基地を攻撃するに足る軍備は必要である、と言っている。これは、自民党でも賛否両論のある考え方である。
大川氏は、幸福実現党は中国に対しても強行路線を敷くべきだと考えている、と言った。
「中国は、日本にとって大きな問題です。北朝鮮問題の根本は中国にあります。もし中国が北朝鮮を支援しなかったら、北朝鮮はこれほど強大にはならなかったでしょう」と大川氏。
「我々は、中国に対しては防備をすすめる一方で、中国が自由な民主主義国に変われるよう、文化的な圧力をかけていきたいと考えています。」
幸福実現党は、国内の政策としては、消費税と相続税を撤廃し、消費を促進する計画を掲げている。また、同党は日本の人口についても、出産率の向上と移民受け入れによって、現在の1.27億人から、3億人に増やす計画を持っている。
自らを仏陀の再誕と自称する大川隆法氏は、仏教の教えの誤りを正すために、1986年に幸福の科学を設立した。(←記者が誤解)
「不殺生の教えが行きすぎると、国を守れなくなります。この仏教の弱点は、歴史的事実によって示されているのです。それゆえに、私達は、仏教の教えを発展させたいと考えているのです」と、大川きょう子氏は言った。(←記者が「仏教に愛と発展の教えを取り入れたい」という言葉を誤解)
翻訳:国際局
責任編集:幸福実現党広報部長 中家康之












